イヴ・サンローラン L’amour fou

今日 福岡に行ったもう一つの目的は イヴ・サンローランのドキュメンタリー映画を観るためでした。
朝9時過ぎからの 上映だったので早起きして新幹線に乗りました☆
朝早く動くのっていいですね。

イヴ・サンローランはフランスで 最もと言っていいほど尊敬されているデザイナーです。
特にファッション界では他のデザイナーと別格です。
女性がパンツスーツを着るようになったのも トレンチコートをはおるようになったのも サンローランから、
既製服の店を始めて作ったのもサンローランです。

私の通っていたクチュールの学校の先生も
’ムッシュー サンローランのテーラードには秘密がある’
とよく言いながら サンローランのテーラード(ジャケット)を説明してくれました。

ムッシュー・サンローランがオートクチュールを辞めたのは 時代が変わり 
もうエレガントな女性が存在しなくなったからだとも。

このドキュメンタリーは イヴ・サンローランを公私共に支えた ピエール・ベルジェのインタヴュー、ファッションショーの記録、写真、そして サンローランとベルジェが所有した美術品、骨董品を競売にかける場面
によって構成されています。

原題がL’amour fou(ラムール フー) 狂おしい愛 とか尋常ではない愛 という意味で
その原題の通り、イヴ・サンローランに対するピエール・ベルジェの愛は尋常ではないのです・・
ピエール・ベルジェがいなければ ファッション デザイナー イヴ・サンローランは存在しなかったとも言えます。
ピエール・ベルジェの語る芸術家に対する言葉は印象的です。

そしてサンローランの偉大で繊細がための苦悩(例えそうでなくても 定期的にコレクションを発表しなければならない大メゾンのファッションデザイナーのプレッシャーはかなりのものだということを少しだけでも実際に見れました)が描かれています。

いろいろまだあるんですが・・・ファッションについて 芸術について フランスについて知ることが出来る映画です。
朝の映画としては 濃すぎでした。でも今日見れて良かったです。

熊本には6月にdenkikanに来るようです。 



by lepompon | 2011-05-02 23:45
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